AGAの特徴

AGAは主に男性ホルモンの影響によるもので、思春期以降に発症し、時間をかけてゆっくりと頭髪が薄くなっていきます。
加齢によって頭髪が薄くなるのとは違い、思春期以降なら何歳からでも発症する可能性があるのが特徴で、30代前後で頭髪が薄くなっているのが多いですが、10代や20代でも目立つ人は少なくありません。
AGAは男性ホルモンのジヒドロテストステロンが原因となりますが、影響を受けているのは頭部の中でも頭頂部か前頭部だけで、側頭部や後頭部はほとんど薄くなりません。
そのため、症状が発症すると頭頂部か前頭部から徐々に髪の毛が薄くなるか、その両方が同時に進行していくようになります。
特に多いのが前髪の生え際が徐々に後退していくもので、M字やA型の生え際となるため、多くの人が鏡を見て気づくことになります。
頭皮のかゆみなどが起こり気が付くということはほとんどありません。
理容院でシャンプーをしてもらっている男性頭皮環境が悪化してAGAの症状が加速しても、頭皮のかゆみはシャンプーで改善できてしまうからです。
つむじから発生する場合は、自分では見ることができず症状が現れてもすぐに発見できずに、薄毛がかなり進んだ状態で人に指摘されるか、手で触ったり風を受けて冷たい感触を覚えることで気づきます。
進行速度は比較的ゆっくりとしており、昨日までフサフサだったのに、翌日になったら全てが抜けていたということはなく、症状が発症してから1~2年ほどで髪の毛が薄くなってきたと分かる程度で、そのまま放置していると5年ほど経過して誰が見てもハゲている状態になります。
毛髪がまったく成長しないのではなく、成長するスピードが非常に遅く、期間も短いため、十分な太さや長さにならずに抜けるのが特徴で、抜けたあとの毛根も生え替わるまでの期間が非常に長くなります。
毛髪が成長するまでには何年もの月日が必要になるため、抜け落ちるほど治療は難しく、長い期間が必要になることから、気づいた時にはすぐに治療することが重要になっています。

AGA(男性型脱毛症)の原因はDHT

男性型脱毛症の原因はDHTという物質なのですが、この物質には毛周期を乱れさせる働きがあります。
毛周期は成長期、退行期、休止期で構成されていますが、大切なのが成長期です。
成長期は毛髪の成長を促す時期ですので、この時にどんどん髪の毛は伸びていきます。
しかし、DHTが増加すると成長期が短くなってしまい、成長するはずの髪の毛が育たなくなってしまうのです。
男性型脱毛症を治療する為の方法としては、定番なのがプロペシアやジェネリック医薬品など内服薬を活用することです。
内服薬このプロペシアは唯一の内服薬で、DHTを産出させない為の薬であり、男性型脱毛症を根本から治療する為に有効とされています。
ただしDHTを阻害する為だけの薬ですので、発毛効果はありません。
発毛させる為には発毛成分が必要ですが、男性型脱毛症に有効な成分も存在します。
過去にも発毛効果があると見られた成分は存在しましたが、男性型脱毛症には有効性があまりありませんでした。
しかし臨床実験の結果、有効性が認められた成分が発見され、発毛剤にも配合されているのです。
治療方法としては注射治療もありますが、これは内服薬の成分や発毛剤の成分を配合したカクテルを直接頭皮に注入するというものです。
ダイレクトに効き目が発揮される為、内服薬などを利用するよりもさらに高い効果があります。
自毛植毛によって薄毛を改善する方法も挙げられます。
自分の毛根を使って薄毛部分を隠すという治療方法ですが、植毛後は通常の髪の毛同様に成長する為、スムーズに薄毛を改善することが可能です。
植毛をする際には男性型脱毛症の原因になっているDHTの影響を受けていない部分の毛根をドナーとして利用しますので、植毛後に再度脱毛するリスクも低く、男性型脱毛症による薄毛の改善に有効性がある治療方法とされています。

AGAと若ハゲ

全ての若ハゲがAGAであるということは断言できません。
ただ、AGAの症状になっている場合にはそれを治療するための薬や自毛植毛で治療することが可能ですがそれ以外の原因で若ハゲになっている時には注意が必要になります。
なぜかというと、AGA以外を原因とした若ハゲでない場合にはAGAに対応した治療方法を実施することが出来ないからです。
なぜAGAにしか自毛植毛や薬を利用することが出来ないのでしょうか。
それは、AGAの場合は若ハゲの原因がはっきりと特定されているからにほかなりません。
男性型脱毛症以外の薄毛の症状に関しては、根本的な薄毛の症状を医学的に特定しづらいという事情が存在します。
例えば、脱毛症状の代表的な症状の一つに円形脱毛症という症状が確認されていますが、この円形脱毛症に関してはっきりとした原因が未だに解明されておらず、なぜそのような抜け毛が生じてしまうのか近年でも研究されています。
円形脱毛症の男性円形脱毛症に関しては様々な可能性があり、そうした確定的ではない薄毛の症状に対して薬の服用や自毛植毛を行ってしまうと身体に対してどのような副作用が現れるのかが検討もつきません。
そのため、こうした抜け毛の原因をはっきりと解明されていない症状については薄毛の治療をすることが出来ないようになっています。
これは、手術や薬だけではなくあらゆる療法に関しても同じであるため知っておく必要があります。
特に、若ハゲの原因は社会生活で暮らしていくことに対するストレスが原因であることが近年多くなっている事実もありますので、安易にAGAだけを原因として特定することは出来ません。
こうした事情がありますので、若ハゲの治療に関してはより慎重に症状を判断するように心がけましょう。